初期値と終了基準
初期値は
x0=⎣⎢⎢⎡x^0y^0s^0τ^0⎦⎥⎥⎤=⎣⎢⎢⎡0001⎦⎥⎥⎤,y0=0
とする。
Pock/Chambolleの一次法の反復において、xk は proxGτ による射影の後のため必ず
xk∈Rn×K∗×K×R+ となっており、
主・双対の錐の制約条件を満たしている。
この状況のもと、終了基準は参考文献[1]と同等のものを適用する。
τ^k>εzero の場合
収束判定
∧∧1+∥b∥∥Ax^k/τ^k+s^k/τ^k−b∥≤εacc1+∥c∥∥ATy^k/τ^k+c∥≤εacc1+∣cTx^k/τ^k∣+∣bTy^k/τ^k∣∥cTx^k/τ^k+bTy^k/τ^k∥≤εacc
を満たすとき、解 x⋆=x^k/τ^k, y⋆=y^k/τ^k に収束したと判定し、終了する。
τ^k≤εzero の場合
下限なし判定
−cTx^k>εzero∧∥Ax^k+s^k∥−cTx^k∥c∥≤εinf
を満たすとき、主問題の下限なし(双対問題の実行可能な解なし)と判定し、終了する。
実行不可能判定
−bTy^k>εzero∧∥ATy^k∥−bTy^k∥b∥≤εinf
を満たすとき、主問題の実行可能な解なしと判定し、終了する。